今日この善き日のブログ

おひとりさまアラフォー女のありのままの日常を綴ります。

【ゲティ家の身代金】

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ミシェル・ウィリアムズ ✖️マークウォールバーグ✖️リドリースコット監督を見逃す訳にはいかないが、あたしの住む田舎町では上映しない。(田舎町あるある。)あきらめていたがそこは、期待を裏切らない大川シネマ上映するという情報入手。劇場で観てきました。

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1973年に実際に起こった誘拐事件をモチーフに巨匠リドリー・スコットが壮大な映像美とともに、「冷血な大富豪」その「大富豪の右腕」そして「誘拐された息子を助けたい一身の母」

それぞれの心理描写も実に素晴らしい。

金儲けが趣味?生き甲斐?のように生きているゲティ。実の孫ゲティ三世が誘拐され、身代金を要求されますが、その額が10代の生命に見合わないだの、孫が14人もいるのに1人に払ってしまうと全員ださなければならないだのイチャモンをつけ身代金を出ししぶり続けます。

そのくせ、美術品や骨董品には金に糸目はつけないとばかりにコレクションを増やしていくのです。

ゲティ役のクリストファープライマーがケビンスペ-シーの代役とは思えない程のどハマリっぷりで貫禄たっぷりゲティを演じきり、ゴ-ルデングローブ賞にノミネートされ話題を呼びましたが納得の怪演ぶりでした。

そしてミシェル・ウィリアムズ。何処の誰にさらわれたのかもわから無い状況で始めは”冗談”かと思っていた息子の誘拐が時間が経つにつれ、息子にゲティに身代金の支払いを依頼するが死のカウントダウンが始まっている事に気づくが、自分自身に息子を助け出す身代金の支払い能力がない為、義理の父ゲティに支払いを依頼するが拒否をされてしまい。

身代金を用意するから親権を離婚した。元夫に渡せなどあらゆる苦悩が彼女を苦しめますが気丈にも涙を見せる事なく立ち向かっていく母親の姿を見事に演じ切っています。

他にも、脇を固める「ルパン」の頃から大好きなマロン・デュリスや、「フォーンブース」のコリン・ファレルそして、そして、ゲティ三世を演じたチャーリープラマー中世的な魅力でかっこ良かった。

素敵な俳優陣が出演しています。リドリー・スコットがまだまだ現役でバリバリにこの様な実話に基づく意欲作を撮ってくださるので(トニ-スコット監督も好きでした。)あ〜映画ってやっぱりやめられませんね。